歌で学ぶ!ヘブライ語の発音が一気に身につく3ステップ

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イスラエルで流行っているヘブライ語の音楽を最大限に駆使し、ヘブライ語初心者の僕が一気にレベルアップできた学習方法を紹介します。(ほぼ0から大体のヘブライ語が読めるようになるはずです)

 

こんにちは! テルアビブ在住ブロガーのがぅちゃんです。イスラエルの首都テルアビブ(※)に住んでいます。

(※テルアビブをイスラエルの首都とするかどうかの見解には諸説あります)

 

本格的なヘブライ語初心者だった僕

今回のヘブライ語学習方法を実践しだした頃、僕のヘブライ語のレベルは初心者でした。というか今でもですが。

どれくらいのことが理解できたかというと、「ヘブライ語のアルファベット」「数字の1〜10」を読めて発音できたレベルです。あと、「こんにちは」レベルのフレーズもいくつか読めて発音できました。

たった22文字(※変形含め全27パターン)のヘブライ語のアルファベットは書けませんでした。

どの文字がどんな音になるか当てに行くレベルです。ローマ字で例えると「ha」=「は」はわかるけれど、「cha」 =「……は?」というレベルです。笑

そんな僕が、楽しくヘブライ語を吸収したいがためにたどり着いたのが、ヘブライ語の音楽を用いた学習でした。

今回は、初心者だからこそ絶大な効果がある(はず!w) 、音楽でヘブライ語の理解を一気に高める方法を紹介します。

※この勉強法はあくまでも、初心者がヘブライ語の雰囲気(特に音と発音の感覚)をつかむための勉強法です。

 

音楽でヘブライ語を学ぶためのプロセス

1 ヘブライ語の課題曲を決める。
2 曲の歌詞を手に入れる。
3 曲を聞きながら歌詞の意味を理解していく。

 

…これだけです。

これらの3つの項目で、いかにヘブライ語学習を実践していくかの詳細を説明していきます!

 

目次

1 音楽アプリ「SHAZAM」を使い、ヘブライ語の曲を探す
1-1 イスラエルで人気のヘブライ語の曲をピンポイントで探す
1-2 イスラエルで人気のヘブライ語の曲をピックアップ
1-3 見つけたヘブライ語の曲について調べる

2 ヘブライ語の歌詞を手に入れる

3 ヘブライ語の曲を聞きながら歌詞を理解していく
3-1 ヘブライ語の歌詞解析に必要な2つのツール
3-2 ヘブライ語の歌詞を見つめながら曲を聞く
3-3 耳コピした呪文(歌詞)を何度も唱える
3-4 呪文(歌詞)を5つの単語に分解
3-5 分解した5つの単語をそれぞれ翻訳
3-6 それぞれの単語の音を理解していく
3-7 単語と歌の音の違いを感じる
3-8 単語と歌の音の違いを理解する

 

1 音楽アプリ「SHAZAM」を使い、ヘブライ語の曲を探す

SHAZAM(シャザム)とは

 

Shazamは周囲に流れている音楽とテレビ番組を認識するモバイルアプリです。お気に入りの音楽やテレビ番組を見つけて、情報を集め、共有するために最も適した方法です。Shazamは10億人を超える人々をつないでいます。10億タグに到達するまで10年、20億タグに到達するまで10ヶ月、100億から120億タグに到達するまで3ヶ月かかりました。Shazamは素晴らしいアプリで、Apple、Android、Windowsの各ストアからダウンロードしていただけます。私たちはいつも、ユーザーに喜んでいただける新しい革新的な機能を探しています。

Shazamホームページより引用。

 

SHAZAMを簡単に説明すると…

どこかで音楽が流れているとき、SHAZAMを起動したスマホにその音楽を聞かせると、誰の何という曲か探してくれるアプリです。

「うわーこれ誰の曲?」ってなったときに、一発で歌手と曲名がわかるので、とても便利なアプリです。

 

1-1 イスラエルで人気のヘブライ語の曲をピンポイントで探す

それだけで結構便利なSHAZAMですが、もっと面白い使い方ができます。

というのも、SHAZAMのウェブサイトでは、国別のSHAZAMチャートが確認できます。そこで、イスラエルのSHAZAMチャートを確認します。(「SHAZAM  国名」で検索するとすぐ出てきます)

 

こちらが表示されたイスラエルのSHAZAMチャートです。

 

サイト上には「過去一週間で最もShazamされた曲」と説明があります。

つまりこのチャートにより「イスラエル国内でよく流れている曲」「イスラエル国内で興味を持たれた曲」がわかります。

 

そこでざっくりとTOP50を見ていきます。大半が英語の曲で興味深いのですが、何曲かヘブライ語の曲を発見できます。

 

このようなヘブライ語の曲は「今、イスラエルで人気のヘブライ語の曲」と断言できると思います。また、人気な曲ほど情報が多く、欲しい情報が見つけやすいです。

 

【関連記事】>>イスラエルで流行っているヘブライ語の音楽12選【2017年】

 

1-2 イスラエルで人気のヘブライ語の曲をピックアップ

感想込みで紹介します。笑(※ヘブライ語は右から左に読みます。)

 

1 「אייל גולן」さんの「תבואי היום」という曲(調査した時点で12位)

激甘なピットブルみたいな曲でした。笑 イスラエルの曲という感じがします。

 

2 「אליעד」さんの「תמיד חלמתי」という曲(調査した時点で17位)

どこの国でもウケそうな爽やかな曲です。イギリスの歌手、クレイグ・デイビッドに似てるような気がします。

 

3 「עומר אדם」さんの「פעם בחיים」という曲(調査した時点で30位)

エモい…!! とてもエモーショナルです。半泣きのジャック・ジョンソンとでも言いましょうか…笑

 

1-3 見つけたヘブライ語の曲について調べる

上で見つけた3つのヘブライ語の曲名と歌手名を、コピペでいいのでヘブライ語でgoogle検索していきます。

Wikipediaの情報やyoutubeのミュージックビデオなどを見て、自分が気に入った曲を決定します。(音源(youtubeなど)が手に入るかどうかもここで確認します。)

いろいろ考えた結果、ずっと聞いていられるという理由でこの曲をピックアップしました。

まずここまでで、ヘブライ語の課題曲が決定しました。

 

2 ヘブライ語の歌詞を手に入れる

この作業は今回のヘブライ語学習のキモです。なぜなら、歌詞が無いと、文字と音を結びつけられないからです。

先ほどの歌手名と曲名に「מילים」というヘブライ語を付け足して検索します。(「מילים」は日本語で「言葉・歌詞」という意味に匹敵します。)

 

「אליעד」さんの「תמיד חלמתי」という曲の「מילים」

 

אליעד – תמיד חלמתי(曲名と歌手名)

(以下は1番の歌詞)

עם השמש החמה שמרגישה קרוב
אני יושב ומנגן וזה עושה לי טוב
כל העולם עוצר, סוף סוף

אני נושם אני קיים אני מתחיל לחיות
מגשים את כל מה שתמיד רציתי להיות
והעולם בוער, בלהבות

תמיד חלמתי שתהיה לי סיבה לשמוח
גם אם לפעמים קשה אם תתן לי כוח
לשתות את החיים כמו יין, לא לוותר עדיין
תמיד חלמתי שתהיה לי סיבה לזרוח

החופש נגע בי, זו הרגשה שלא הכרתי
בדרך שכחתי, ליהנות

(歌詞のjpeg版はこちら

 

音源と歌詞さえ手に入れば、あとは実践するのみです!

 

3 ヘブライ語の曲を聞きながら歌詞を理解していく

今回のヘブライ語学習のゴールは、音と意味をつなげていくことです。そのためには、音を単語単位で認識することがキモとなります。

ちなみに僕はこれを「感覚と論理の一体化」と勝手に命名していますww

…とにかく、

まずヘブライ語の曲を聞いてみます。

 

ちなみに僕はこの曲を、歌手名「エリアッド」で、曲名は「タミッド・ハラムディ」だという認識をしています。

曲名の「タミッド・ハラムディ」を日本っぽく訳すと「いつも夢見てた」という感じでしょうか。(ちょっとは中二な感じでイイですよね)

…と言いたいところですが、そもそもתמיד חלמתי」が「タミッド・ハラムディ」って読むとかどうやったらわかるねん!?

…とツッコまれそうなので、どうやってヘブライ語の読み方を調べたかを紹介しつつ実践していきます。

 

3-1 ヘブライ語の歌詞解析に必要な2つのツール

特別なものは何も入りません。2つの無料サイトを使うだけです。

 

1 グーグル翻訳

 

外国語学習でほとんどの人が使ったことがあるのではないでしょうか。それくらい、なんてことない普通のツールです。

ヘブライ語の単語の意味を調べるときに使います。

 

2 FORVO

 

Forvoは、数百万の単語の発音を原語で聞ける、世界最大の発音ガイドです。

Forvoは、ユーザーが母語の発音を共有しつつ、他の言語のネイティブの発音を聞けるプラットフォームを創り上げ、文化を超えたコミュニケーションを発展させることを目的として、2008年に設立されました。現在のForvoは325の言語で300万以上の単語が登録されている、世界最大のオンライン発音辞書で、それらはすべてネイティブスピーカーによって維持されています。

Forvoは年間1億1600万以上のアクセスを誇り、40万人以上の登録ユーザによるまさに本物の発音によって、信頼できる発音辞書としての役割を担い続けています。2013年にはタイム誌の「ベストウェブサイト50」の1つとして選ばれました。

Forvoホームページより引用。

 

FORVOは、単語を検索し、そのネイティブ発音が聞けるというサイトです。このサイトでヘブライ語の単語を入力すると単語の発音が聞けます。

FORVOは、ヘブライ語の単語の発音を調べるときに使います。

 

ちなみに、グーグル翻訳もFORVOも、どちらも登録なしでイキナリ利用できます。

「YouTube(音源)」「歌詞」「グーグル翻訳」「FORVO」と4つのツールを駆使して、いよいよヘブライ語を解析していきます!

 

3-2 ヘブライ語の歌詞を見つめながら曲を聞く

では、「エリアッド」の「タミッド・ハラムディ」の歌詞の1行目を解析していきます。

 

歌詞の画像はこちら。単語はたった5個です。右から左に読みます。

(テキスト: עם השמש החמה שמרגישה קרוב )

 

ちなみに上の歌詞が歌われるのは「0:10〜0:13」のたった3秒だけです。

ここを耳コピします。

5単語が3秒で「イマシェマシャハマシェマギシャッカホブ」と聞こえるので、とりあえずそれでインプットします。

今は理解しなくてOKです。

 

3-3 耳コピした呪文(歌詞)を何度も唱える

「イマシェマシャハマシェマギシャッカホブ」

 

「イマシェマシャハマシェマギシャッカホブ」

 

「イマシェマシャハマシェマギシャッカホブ」

 

…と、ヘブライ語を見つめながらひたすら唱えますw

呪文が定着してきたら「イマシェマシャハマシェマギシャッカホブ」を5つの単語に分ける作業に移行します。

 

3-4 呪文(歌詞)を5つの単語に分解

5つの単語に分解する際に、先ほどの2つのサイトが役に立ちます。

 

まずグーグル翻訳に「イマシェマシャハマシェマギシャッカホブ」のヘブライ語原文をブチ込みます

 

複数の言語に翻訳すると理解の幅が広がります。英語翻訳のほうが日本語より的を得ている感じがします。

 

とにかくこれで、ざっくりですが意味がわかります。

少なくとも、一行目は「ポカポカした感じを歌ってるんだな」くらいには理解が増します。

ただし「イマシェマシャハマシェマギシャッカホブ」の何がどうなって「暖かい日が近い感じで」になったのかは不明です。

 

3-5 分解した5つの単語をそれぞれ翻訳

そこをひも解くために、単語を一つ一つ翻訳していきます。

 

グーグル翻訳で1〜5を日本語に翻訳した結果、以下の通りになりました。

1「とともに」
2「太陽」
3「ホット」
4「感じています」
5「近いです」

 

3の「ホット」をツッコみたくなりますがw、そこはこらえて意味をつなげると「ホットな太陽とともに、近いです感じています」となります。

正直これでも完全には意味がわかりませんが、5つの単語がそれぞれ何を意味するかというところまでは理解できるようになりました。

 

3-6 それぞれの単語の音を理解していく

ここでFORVOを使い、5つに分けたそれぞれの単語の発音を個別に調べていきます。

1のヘブライ語「עם」をコピペで入力します。

 

するとこのように「עם」を含めた発音が検索結果として表示されます。

 

矢印の再生ボタンをクリックすると「עם」の発音が再生されます。

 

再生した結果、עם」は日本語の「イム」という音と類似していることがわかりました。

こうして【「עם」=「イム」=「とともに」】という1つの理解体系が出来上がりました。

あとは同じことをそれぞれ5つの単語で行います。

(※FORVOでも発音が表示されない場合もあります)

 

3-7 単語と歌の音の違いを感じる

 

「イマシェマシャハマシェマギシャッカホブ」の音5つに分解すると、

1「עם」=「イム」
2「השמש」=「ハシェミシュ」
3「החמה」=「アハマ」
4「שמרגישה」=「シェマギシャ」
5「קרוב」=「カホブ」

となります。

 

必ずしも歌で聞いた音とは一致しませんが、この発見こそが大事です。なぜなら、単語単体の音と文章中の音は変わるからです。

日本語を例に説明すると、「ありがとうございます」が「あざーす」になる感覚と同じです。あざーすはやりすぎかもしれませんがw

例えば「おはようございます」を自然に滑らかに発音すると「おぁようざいます」くらいに聞こえることはあると思います。

どのように聞こえたとしても「おぁようざいます」「あざーす」=「おはようございます」「ありがとうございます」とわかりますよね。

それをヘブライ語でやるわけです…!

このような根本的な単語理解のために、単語の音と歌の音を比較します。

 

3-8 単語と歌の音の違いを理解する

この5つのうち4・5は変わらないので、今回は1・2・3の音の変化に集中します。

1「עם」=「イム」
2「השמש」=「ハシェミシュ」
3「החמה」=「アハマ」
4「שמרגישה」=「シェマギシャ」
5「קרוב」=「カホブ」

 

この3つの単語を足し算して歌を聞いていくと

「イム(עם)」 + 「ハシェミシュ(השמש)」=イシェマシュ
「イマシェミシュ(עם השמש)」 + 「アハマ(החמה)」=イシェマシャハマ

という理解になります。

 

「イム(עם)」 「ハシェミシュ(השמש)」 「アハマ(החמה)」という3つの単語を自然に滑らかに発音すると「イシェマシャハマ」となるという発見を押さえます。

…この作業は繊細かつ力技で、とにかく体で覚えていきます

こうした作業を淡々とやって、意味を把握しつつ発音の法則を掴んでいきます。

 

…以上です。初心者向けの音楽を使ったヘブライ語学習1〜3でした。

 

1番の歌詞を把握した頃に見える景色

以下が「タミッド・ハラムディ」の1番の歌詞です。

אליעד – תמיד חלמתי

עם השמש החמה שמרגישה קרוב
אני יושב ומנגן וזה עושה לי טוב
כל העולם עוצר, סוף סוף

אני נושם אני קיים אני מתחיל לחיות
מגשים את כל מה שתמיד רציתי להיות
והעולם בוער, בלהבות

תמיד חלמתי שתהיה לי סיבה לשמוח
גם אם לפעמים קשה אם תתן לי כוח
לשתות את החיים כמו יין, לא לוותר עדיין
תמיד חלמתי שתהיה לי סיבה לזרוח

החופש נגע בי, זו הרגשה שלא הכרתי
בדרך שכחתי, ליהנות

(歌詞のjpeg版はこちら

 

3行目以降から楽しい

この歌詞は12行あるのですが、前半の6行と後半の6行の発音理解では、作業効率がまるで違ってきます。なぜなら前半6行で、ある程度基本的な発音の法則がインプットできるからです。

0からのレベルアップは早いので、楽しさも感じつつこなしていけるのではと思います。

 

音楽で学ぶというメリット

自分でも驚いている効果なのですが、ときどき、ヘブライ語の歌詞付きでメロディーが脳内再生されます。つまり無意識に勝手に復習できるわけです。

初心者にとってこの効果は絶大です。

さらには3行目の「עוצר(オツェ/do)」と6行目の「בוער(ボエ/燃える)」で韻踏んでるやん」…というインプットもできますw(僕はこれで、オツェとボエをセットで覚えることができました)

こういったことは、音楽だからこそできる言語学習方法だと思います。

 

こうして1番の歌詞をなんとか叩き込んだ頃、街でスルーしていたヘブライ語の音が “見えて” きます

 

さいごに

今回のヘブライ語学習ステップはあえて僕のやり方で紹介しましたが、正直、曲はなんでもいいと思います。

ただし、どこから初めるべきか・何をどう調べていいのか…という初心者すぎる僕にとっては、とても実践しやすい方法でした。

また、人気な曲ほど情報が多いので情報収集(=学習)も比較的楽だと思います。

 

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